メールでは、記号を組み合わせて
このような表を送ることがあります。
ところが、受信したメールの内容が
このようになってしまう場合があります。
これは、送信者は 固定ピッチフォントで作成したメールを送っているのに、受信者側の設定が プロポーショナルフォントで読み取るようになっているときに起こります。
Outlook Express の例ですが、ツール > オプション > 読み取り > フォント の画面で、
プロポーショナルフォントの欄に 固定ピッチフォントを設定すれば、受信メールを固定ピッチフォントで読み取るようになります。
プロポーショナルフォントの欄に 固定ピッチフォントを設定するというのは いかにも奇妙ですが、Outlook Express の仕様として、テキスト形式のメールでは、メール作成画面でも、メール読み取り画面でも、このプロポーショナルフォント欄で設定したフォントが使われるようです。
なお、固定ピッチフォント欄のフォントはテキスト形式のメールのときは関係がないようです。ここは 「そのようにできている」 と割り切りましょう。
英文ではプロポーショナルフォントが普通なので、初期設定はプロポーショナルフォントになっています。しかし、日本語では固定ピッチフォントで違和感がなく、むしろ読みやすいと思われます。日本語のメールが主の場合は、ここを固定ピッチフォントにして置いた方がよいでしょう。
(2005.2.19追記)
Windows Live Mail 2011 では様子が変わります。
フォントの設定で、プロポーショナルフォントの欄に 固定ピッチフォントを設定すれば、メール受信画面が固定ピッチフォントになることは同じです。
ところが、メール作成画面では、この設定に関係なくCalibriというプロポーショナルフォントが使われていて変更することができません。
↑ メール作成画面
↑ メール受信画面
これは、Windows Live Mail 2011 が英文メールを前提に作られていて、日本語の事情が反映されていないことの表れでしょう。Windows Live Mail 2011 を使う限りは、我慢するしかなさそうです。
(2012.8.12追記)
「我慢できない、メール作成画面で固定ピッチフォントを使いたい。」という人には、日本発のメールソフト「Sylpheed」がお薦めです。 01114. 日本発のメールソフト
(2012.8.21追記)