「Ins」または「Insert」と書かれたキーが キーボード上のどこにあるか 確認しましょう。
このキーは、文字入力の際、「挿入モード」と「上書きモード」を切り替えるためのものです。名称からは、押すと「挿入モード」になりそうですが、通常、押さない状態で「挿入モード」になっていて、押すと「上書きモード」になります。もう一度押すと「挿入モード」に戻ります。
「挿入モード」とは、カーソルを I で示すと、
"Iこんにちは" の状態で、"さようなら" と入力すると、"さようならこんにちは" となる入力モードです。今ではこれが普通です。
「上書きモード」とは、
"Iこんにちは" の状態で、"さようなら" と入力すると、"こんにちは" に上書きされて "さようなら" に変わってしまう入力モードです。マウスのない時代には必要だったのかも知れません。
問題は、このことを知らずに、うっかり「Insキー」を押してしまった場合です。通常と違う「上書きモード」になってしまい、思うように入力できず、元に戻す方法が分からないという状況になってしまいます。もう一度「Insキー」を押しましょう。
(2013.5.18記)