00970. "半角/全角"キーの実態 [キーボード]

Windowsパソコンのキーボードにある"半角/全角"キー、"英数字/かな漢字"と表記すべきものと思われます。長過ぎるというのであれば、Macパソコンのように"英数/かな"と表記して欲しいところです。あるいは後述するように、"直接/IME"と表記して欲しいところです。

半角/全角キー

古いMSゴシックのフォントを使っていると、確かに英数字は半角、かな漢字は全角となっているので"半角/全角"でもよいと思いがちですが、メイリオのような現在主流のフォントでは、"半角"に切り替えても半角文字は出て来ません。プロポーショナルフォントが出て来ます。

MS ゴシック
MS ゴシック

メイリオ
メイリオ

このように現在では適切でなくなった"半角/全角"キーですが、キーをよく見ると"漢字"という表記もあります。これは"英数字/かな漢字"キーを兼用しているという意味のようです。

歴史的な事情はともかく、"半角/全角"キーの実際の機能は"直接入力/IME入力"の切り替えです。英数字のようにキーを叩けばそのまま入力文字になる"直接入力"とキーを叩いた後変換して確定させる"Input Method Editor 入力"を切り替えるためのキーです。

"直接/IME"という表記が本当はよいのかも知れません。そうすれば文字入力の正しい理解が進み、パソコン作業の生産性が上がると思われます。

(2017.5.19記)