00978. 改めて日本語入力を考える [キーボード]

Wordの入門書などに、便利な変換方法として次のような方法が載っていることがあります。

 F6キーでひらがなに
 F7キーで全角カタカナに
 F8キーで半角カタカナに
 F9キーで全角英数字に
 F10キーで半角英数字に

この方法の前提として、IME (Input Method Editor) は常にオンでよい、全角英数字と半角英数字は同格であるといった考えがあると思われます。

数計算を必要としない日本語ワープロ専用であれば、変換で半角英数字を入力する方法でも通用するかもしれませんが、Excelを使う、ホームページのフォームに入力するといったときには破綻する入力方法となります。覚えない方がよいと思います。

適切な入力方法はシンプルです。英数字(いわゆる半角英数字)を入力するときは IMEをオフにする。かな、漢字、全角英数字を入力するときは IMEをオンにする。それだけ覚えれば十分です。

キーを叩くだけで入力できる英数字は全世界共通の文字です。IMEを必要としません。一方、"全角英数字"は日本語の文字の一部です。IMEを使った変換で出す文字です。この違いを認識することがパソコンを使いこなす第一歩です。

IMEをオン/オフする方法は漢字キーと英数キーのように、いくつかあります。が、「あ」か「A」かを確認する必要がない日本語入力切替をMac方式にするがお薦めです。

(2021.2.2記)