00979. IMEは全角文字の入力専用に [キーボード]

英数字記号と全角英数字記号
英数字記号と全角英数字記号

日本語のパソコンでは、「いわゆる半角の英数字記号」と「全角の英数字記号」の2種類の英数字記号を入力することができます。しかも、IMEオンの状態でどちらも入力できます。どちらの英数字記号を入力しているか無頓着な人もいるようです。

2種類の英数字記号が混在することで、混乱と不都合が生じています。文書作成の生産性を上げるためには、全角英数字記号を一切使わないか、2種類の英数字記号をしっかりと使い分けるかが必要です。

一番望ましい方法は、IMEオンのときは「全角文字しか入力できない」ようにIMEの仕様を変更することです。 もし実現できれば、英数字記号を入力するときはIMEをオフ、全角英数字記号を含む全角文字を入力するときはIMEをオンにする、単純明快になります。

仕様変更は無理でも実際には、IMEオンのときは全角文字が優先的に変換候補として出てきます。一応単純明快な入力ができるようになっています。

ただ、テンキーの設定が例外を引き起こしています。「常に半角」という設定が可能になっています。一見便利なようですが、「半角数字が優先候補になる」というだけで、「テンキーは常にIMEオフ」というわけではありません。「IMEオンでも半角数字が入力できる」ということになってしまうので、「数字はIMEオフで」という習慣が身に付かなくなりがちです。

テンキーの設定
テンキーの設定

テンキーの設定は「現在の入力モード」にするのがおすすめです。それにより、テンキーも他のキーと同様にIMEのオン/オフに従い、単純明快になります。

参考:
日本語入力切替をMac方式にする
数字入力はIMEオフで
改めて日本語入力を考える

(2024.2.24追記)(2023.7.2記)