200万画素(1,600 x 1,200画素)といったデジタルカメラの解像度については、2つの考え方があります。「写真のサイズ」を固定して「写真の精細度」とする考え方が1つです。もう1つは「画素のサイズ」を固定して「写真の大きさ」とする考え方です。
写真を観賞するために、200万画素の写真であっても800万画素の写真であっても、同じ2L判に印刷する人は、解像度とは写真の精細度と考えます。それが本来の解像度の意味ではありますが。
一方、写真をディスプレイで観賞する人は、200万画素の写真はパソコンの画面からはみ出た大きな写真と考えます。800万画素の写真になると、とんでもなく大きくはみ出た写真と考えます。写真の画素の大きさとディスプレイの画素の大きさが1対1となるように表示されるため、解像度がそのまま写真の大きさとなるわけです。ディスプレイで見る写真を小さくするには解像度を落とすしか方法がありません。
写真を、電子メールに添付したりホームページに使うときは、ディスプレイで見るわけですから、解像度を写真の大きさと考える必要があります。そうすると、リサイズ (実は解像度変換) の意味や必要性が理解できるようになります。
(2006.9.30書換)