01140. 「パソコンアプリ」と「タブレットアプリ」 [タブレット端末]

タブレット端末の普及が始まり、タブレットアプリ(タッチパネルアプリ)を使う人が増えて来ました。タブレットアプリは、パソコンアプリ(デスクトップアプリ)とは操作方法がかなり違います。

パソコンアプリとタブレットアプリの両方が入っている"Windows 8.1 Preview"を例にして、違いを確認してみます。

パソコンアプリの電卓
(第1図 パソコンアプリの電卓)

タブレットアプリの電卓
(第2図 タブレットアプリの電卓)

第1図はパソコンアプリとしての電卓、第2図はタプレットアプリとしての電卓です。同じOSに2種類の電卓が入っています。タブレットアプリは全画面に広がる大きさになります。別々に作られた電卓なのでしょう、ボタンの配置も違います。

パソコンアプリのIE11ブラウザー
(第3図 パソコンアプリのIE11ブラウザー)

タブレットアプリのIE11ブラウザー
(第4図 タブレットアプリのIE11ブラウザー)

第3図はパソコンアプリとしての"Internet Explorer 11"ブラウザー、第4図はタブレットアプリとしての"Internet Explorer 11"ブラウザーです。同じ"Internet Explorer 11"が2種類あって操作方法が異なります。

"Windows 8.1 Preview"に限らず、iPad や Android など、タブレット端末は、タッチ操作だけで全ての機能を使えるようにする必要があります。また、消費電力が少ない代わりに、パソコンに比べて遅いマイクロコンピューターが使われます。そのような事情から、タブレットアプリは、パソコンアプリとは違う操作画面になっています。

タブレットアプリの操作画面には次のような特徴があります。

  1. 終了ボタン「×」がありません。別のアプリを使うときは、ホーム画面(スタート画面)に戻って、別のアプリを起動します。
  2. 最小限の数の大き目の操作ボタンしかありません。自分好みの細かな設定はできません。
  3. ボタンに文字の説明がありません。タッチ操作なので、マウスポインターを置いたときに得られるような説明もありません。どのボタンが何を意味するか、予め知っている必要があります。

(2013.7.3記)