Aプロバイダーにインターネット接続しているCユーザーが、BプロバイダーのBメールサーバーのアカウントをもっているとします。
CユーザーがBメールサーバーの25番窓口にメールを送信しようとすると、Aプロバイダーによって拒否されます。これが、Outbound Port 25 Blockingです。
Aプロバイダーは、迷惑メール対策のため、Aメールサーバー以外の25番窓口に送信されるメールを拒否します。代わりに、587番窓口に送信されるメールは通過させます。
Bメールサーバーが587番窓口(Submission Port 587)を用意している場合、CユーザーがBメールサーバーのアカウントを使って、587番窓口にメールを送信すると、Aプロバイダーを経由してメールを送信することができます。
Windows Live メールを例にとると、「ツール」→「アカウント」→「プロパティ」→「詳細設定」で、送信メールのポート番号を「587」に設定することにより、587番窓口にメールを送信できるようになります。
但し、Bメールサーバーは、迷惑メール対策のため、通常は「SMTP認証」あるいは「POP before SMTP」を併用しています。
(2012.4.10記)