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Linux導入記その7

2011.11.25記

Ubuntu利用の現状

2006年に"Ubuntu 6.06 LTS"を使い始めて以来、様々なインストール方法を試してきたが、最近の"Ubuntu 11.10"になって利用方法が落ち着いた。3台のノートPCを次のように使っている。


DELL INSPIRON Mini 9
DELL INSPIRON Mini 9

DELLネットブックPCは、USB起動ができるため、8GBのUSBメモリーに"Ubuntu 11.10"をインストール*1して使っている。

"Unity 3D"が普通に動く。USBメモリーを挿さなければ"Windows XP"が起動する。

DELLネットブックPCには、ハードディスクもファンも無いので、OSをUSBメモリーにインストールすると、全く作動音がしない。ラジオや音楽プレイヤーとして最適。

但し、USBメモリーは、低速なもの*2を使うと、まともに動かないので要注意。


*1:Ubuntuのインストーラはよくできていて、USBメモリーへも内蔵ハードディスクと同様にインストールできる。唯一の重要な違いは、ブートローダーをUSBメモリーにインストールすべきこと。例えばUSBメモリーが"sdb"で、Ubuntuをインストールするパーティションが"sdb1"とすると、ブートローダーを"sdb"にインストールしなければいけない。

*2:USBメモリーメーカー想定外の使い方なので、今のところ、ダメかどうかは試して見ないと分からない。感覚的には、同じ8GBでも、3年前購入のものは十分に使えたが、最近購入したものは速度が遅くなっている気がする。


東芝 PX/820LL
東芝 PX/820LL

東芝 PX/820LLは、USB起動ができないため、"Ubuntu 11.10"をインストールした"USB接続外付けハードディスク"*3を"Plop Boot Manager CD"によって起動して使っている。

"Plop Boot Manager CD"を使うと、電源投入時に、内蔵ハードディスクの"Windows XP"と外付けハードディスクの"Ubuntu 11.10"を選択して起動することができる。内蔵ハードディスクに全く手を加えなくても、デュアルブートが可能。

外付けハードディスクは大容量化が進み、Ubuntuのインストールだけではもったいない。そのため、パーティションを2つに分け、後半にUbuntuをインストールし、前半はWindowsと共用のデータ領域としている。具体的には、160GBのハードディスクを80GBずつに分けて使っている。

また、東芝 PX/820LLは、"Unity 3D"が動作しないため"Unity 2D"を使っているが、十分快適。


*3:Ubuntuのインストーラはよくできていて、USB接続外付けハードディスクへも内蔵ハードディスクと同様にインストールできる。唯一の重要な違いは、ブートローダーを外付けハードディスクにインストールすべきこと。例えば外付けハードディスクが"sdb"で、Ubuntuをインストールするパーティションが"sdb2"とすると、ブートローダーを"sdb"にインストールしなければいけない。


NEC LL700R/73AR
NEC LL700R/73AR

購入時は"Windows Me"が入っていた"NEC LL700R/73AR"だが、今は"Windows Me"を捨て、内蔵ハードディスクに"Lubuntu 11.10"をインストールして使っている。

Linuxのよいところは、Apache、PHP、MySQL等をインストールし、ローカルなWebサーバーとして利用できること。"Ubuntu Server"もあるが、コマンドだけで操作するのは難儀なので、身軽なUbuntuとして"Lubuntu"が使いやすい。

メモリが最大増設して384MB、ハードディスクが18.5GBという古いPCでも、"Lubuntu 11.10"は十分に動く。