> 近況
2025.9.16改訂 2017.10.9記
常日頃は"LibreOffice"を使っているので分からなかったが、"Microsoft Word"を使ってみて、「縮小版を保存」したときの異常に大きなファイルサイズに驚いた。
第1図 エクスプローラ画面
第1図の「サンプル-1-1.docx」はサンプル-1(第2図)を縮小版なしで保存したもの(ファイルサイズ13KB)
第1図の「サンプル-1-2.docx」はサンプル-1(第2図)を縮小版ありで保存したもの(ファイルサイズ14KB)
第1図の「サンプル-2-1.docx」はサンプル-2(第3図)を縮小版なしで保存したもの(ファイルサイズ771KB)
第1図の「サンプル-2-2.docx」はサンプル-2(第3図)を縮小版ありで保存したもの(ファイルサイズ2134KB)
第2図 Wordサンプル-1
第3図 Wordサンプル-2
📌 画像の入った「サンプル-2」を「縮小版あり」で保存すると、なぜ大きなサイズになるかについては、「.docx」の拡張子を「.zip」に変えて展開してみると分かる。
サンプル本体の画像は「image1.jpeg」として758KBのサイズで保存されている。一方、縮小版の画像は「thumbnail.emf」として、サンプル1では7KB、サンプル2では1812KBのサイズで保存されている。次の表にまとめた。
ファイル名 | サイズ | .jpeg | .emf |
---|---|---|---|
サンプル-1-1.docx | 13KB | - | - |
サンプル-1-2.docx | 14KB | - | 7KB |
サンプル-2-1.docx | 771KB | 758KB | - |
サンプル-2-2.docx | 2134KB | 758KB | 1812KB |
画像が入ると「サムネイル表示のための縮小版画像」が本体の画像をはるかに超えるサイズとなる。これを縮小版と言えるかは疑問。本末転倒の残念な仕様。