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2017.10.9記
常日頃は"LibreOffice"を使っているので分からなかったが、"Microsoft Word"を使ってみて、「縮小版を保存する」設定をしたときの異常に大きなファイルサイズに驚いた。
次の図の左側「上高地河童橋-1.docx」は縮小版を保存したもの、右側「上高地河童橋-2.docx」は縮小版を保存しなかったもの。どちらも画面表示、印刷での違いは全くない。
エクスプローラの「大アイコン表示」で見ると「上高地河童橋-1.docx」はサムネイルが表示されているが、「上高地河童橋-2.docx」はサムネイル表示がない。縮小版を保存することの意味が分かる。
ところが、エクスプローラの「詳細表示」で見ると「上高地河童橋-1.docx」のファイルサイズに驚く。「上高地河童橋-1.docx」のファイルサイズは"12,050KB"で、「上高地河童橋-2.docx」のファイルサイズ"702KB"の17倍もある。その差"11,348KB"はサムネイルのために使われているようだ。
ちなみに、"LibreOffice"で同様のファイル「上高地河童橋.odt」を作成すると次の図のようになる。
つまり、「上高地河童橋.odt」では「縮小版を保存する設定」はなく、単に名前を付けて保存するだけでサムネイルが表示される。サムネイルのための画像は14KBのPNG画像なので、全体のファイルサイズにはほとんど影響しない。
また、「上高地河童橋.odt」では「2,816×2,112ピクセル 2,602KBの写真」がそのまま挿入されていて、ファイルサイズはほとんど写真によって決められている。
一方、「上高地河童橋-2.docx」では、Wordの機能により「1,299×974ピクセル 689KBの写真」に縮小されて挿入されている。そのため全体のファイルサイズが小さくなっている。
「上高地河童橋-1.docx」は本来の写真は縮小しファイルサイズを小さくして挿入しているのに、サムネイルのために異常に大きなファイルサイズとなっている。なんとも不思議な構成。
2023.2.11追記
なお、サンプル文書のようなテキストだけの文書では、縮小版を保存しない場合と保存した場合とで驚くような差はない。画像が入ると特別な処理となるようだ。
"=rand()"によって出てくるサンプル文書の冒頭部分
縮小版を保存しない「ビデオを使うと-0.docx」と縮小版を保存する「ビデオを使うと-1.docx」とでファイルサイズに大きな差はない。
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