ここで言うMac方式は、Macと同様の操作で英数入力と日本語入力を切り替える方式のこと。Macのキーボードの「英数キー」と同じ機能を「無変換キー」に、Macの「かなキー」と同じ機能を「変換キー」にもたせることを指す。
Macのキーボード
Windowsのキーボード
日本語入力切替をMac方式にする のようにすれば、Windowsでもそのような設定が可能。
この方式の優れているところは、言語バーの表示が「A」なのか「あ」なのかを気にすることなく入力作業ができること、タッチタイピング時に右手の親指で "かな漢字入力"、左手の親指で"英数字入力"に切り替えられるので、「半角/全角キー」に手を伸ばすことなく切り替えができること。実際にやってみると入力効率が断然よい。
半角/全角キー
「半角/全角キー」もそのまま使えるのだが、日本の多くのパソコンユーザーにとって、この「半角/全角キー」がパソコン操作の誤解を招く元凶のように思える。
そもそも、「半角」という表現が時代に合わない。プロポーショナルフォントがなかった日本語ワープロ時代の遺物と思われる。(参考:"半角/全角"キーの実態)
この半角という表現のために、英文では存在しない「全角の数字」が「いわゆる半角の数字(本来の数字)」と混在する事態を引き起こしている。パソコンを長年使っている人でも、住所の番地などに全角の数字を使っている。「全角の数字」が本来の数字で「いわゆる半角の数字」は特殊なものと考える人がいるほど。
このような誤解を解くためにも、Mac方式の採用は効果がありそう。