2023.4.28記
「シェルピンスキーのガスケット」という有名なフラクタル画像を描くプログラムは、Scratch、Python、JavaScriptで自作している。
参考⇒ フラクタル画像
先ず、Scratchによるプログラムを頼んでみた。
「シェルピンスキーのガスケットを描くScratchのプログラムを教えてください」
Scratchはブロックを組み合わせてプログラムを作るので、「ブロックがどう扱われるか」という興味があったが、「when flag clicked」といったようにテキストで返ってきた。自信たっぷりのコメントが付いてきたが、内容は舌足らずで、ブロックに置き換えても動作するものではなかった。
次に、Pythonのプログラムを頼んでみた。
「シェルピンスキーのガスケットを描くPythonのプログラムを教えてください」
「以下は、Pythonを使用してシェルピンスキーのガスケットを描画するための単純なプログラムです。」という不思議なコメントが付いて返ってきたプログラムは理解不能であった。そのまま実行してみたが、やはり動作しなかった。
改めて、
「フラクタル画像であるシェルピンスキーのガスケットを描く、再帰関数を使ったPythonのプログラムを教えてください」と頼み直してみた。
今度は、「以下は、再帰関数を使用してシェルピンスキーのガスケットを描くPythonのプログラムの例です。このコードは、Turtleグラフィックスモジュールを使用して、シェルピンスキーのガスケットを描画します。」というコメントが付いてプログラムが返ってきた。そのまま実行してみると、自作のものと違う内容ではあったが間違いなくシェルピンスキーのガスケットを描いた。
ChatGPTは、「分からない」とか「頼み方が悪い」とは決して言わないようだ。その代わり、舌足らずの依頼には不満足な答えをもっともらしく返してくる。言葉を選んで頼めば役に立つ答えが返ってくるようだ。